薬剤師の転職で未経験者が失敗しないために

薬剤師が転職で未経験だと失敗しないか不安ですよね。未経験にありがちな不安をあげながら、しなくていい失敗をしない為にも、その解決策をお伝えしたいとおもいます。

転職活動が未経験のあなた 薬剤師としての業務が未経験のあなた 勤務先の職種が未経験のあなた

薬剤師 転職 未経験には3つの意味があります

私は都内在住の40代女性です。
転職前は主婦業と両立させ、調剤薬局での勤務を続けてきました。
ある時私は、調剤薬局を辞めて独立するか、
それとも定年退職するまでの条件がもっと良い調剤薬局に転職するか、迷いました。

薬剤師で転職が未経験な人はどうしたら失敗せずに良い転職が出来るかをネットで調べて、
薬剤師専門の転職アドバイザーの担当と相談した結果、今の調剤薬局に転職することにしました。

・・・ところであなたは、薬剤師としてどのように「転職が未経験」なのでしょうか?
見出しにも書いた通り、薬剤師の「転職未経験」には3つの意味があります。

薬剤師の転職 「未経験」一つ目の意味

「未経験」の一つ目の意味・・・つまり、私の場合です。
薬剤師は経験者ですが、転職につていは未経験ということです。
新卒で入職して以来、その職場一筋という場合ですね。
私もそうでしたが、この場合「転職」という行動そのものに
「失敗するのではないか」という強い抵抗があるものです。

もし、あなたが私と同じように薬剤師経験者だけど転職については未経験
ということであれば、私の取った方法は失敗しない確実な方法なので、きっと役に立つと思いますよ。

薬剤師の転職 調剤薬局から調剤薬局へ、初の転職【私の経験】

私は独立も検討していること、それまでの調剤薬局だと将来に不安あることを、正直にお話ししました。
担当者は親身に相談に乗ってくれ、最終的には将来的に安心できる今の調剤薬局を紹介してくれました。

また、私は転職は未経験なので転職理由と志望動機へのアドバイス、失敗しない履歴書の書き方、
面接での自己PRの仕方など、新卒の方へやるように、手取り足取り懇切丁寧に指導してくれました。

私は薬剤師求人案件の質と量、アドバイスの評判が良く、知名度も高く、大手ということもあり、
リクナビ薬剤師とマイナビ薬剤師に登録しました。

どちらも登録してよかったと思っています。
両方とも、求人案件とアドバイスは甲乙付けがたく良かったですし、
それぞれがセカンドオピニオンとして補完しあって、
私個人にとっては相乗効果もあったように思います。

結局私はタイミングの問題で、リクナビ薬剤師に紹介してもらった求人で決めました。

あれだけ自分の将来に失敗しないか不安があったのに、不思議なものです。
将来への不安がまったく無いという事は、こんなにも幸せなことなんだ・・・と実感しています。

薬剤師の転職 「未経験」二つ目の意味

それでは今度は、二つ目の意味である、
薬剤師の資格はあるものの薬剤師としての勤務経験が無い状態での転職についてのお話です。
後輩の薬剤師に、実際に未経験から転職した人がいますので、体験談を聞いてみました。
転職した時期はそれぞれ異なりますが、ここにまとめて書きたいとおもいます。

もし、あなたが薬剤師として未経験でありながらも転職を考えているのなら、
彼女たちの体験談は失敗しない為にきっと役に立つと思います。

薬剤師の転職 未経験なのに大手チェーン調剤薬局へ【体験談】

【以下は後輩のNさんに書いて貰った文章です】
薬剤師の資格を取りましたが、新卒時の就職活動では後々の高年収が目当てで
MRとして製薬会社への就職を決めました。

しかし、実際に働いてみて営業系の仕事は自分には向いていないということを実感しました。
薬の学術的な勉強は苦にはならなかったのですが、営業先のドクターに振り回されて、
心にグサっとくることを言われたり、会社のノルマをこなせず上司に嫌味を言われたりすると、
私の場合はとても凹み、精神的にヘトヘトになってしまいました。失敗した!と思いました。

それで思い切って入社3年目のときに、
ネットで検索して

マイナビ薬剤師

に登録して、アドバイザーの方に薬剤師は未経験なことを話し、次は失敗したくないので
大手で営業色がなく、職場がギスギスしてなくアットホームな感じの職場が良いと相談しました。

その結果、大手チェーンの中でも特に研修制度が充実していて、
私の理想の雰囲気に近かった今の職場を紹介して貰えました。
今は昔のように胃がキリキリ痛む事もなく、職場に立つのが楽しくて、給料にも満足しています。

規模の小さい調剤薬局ですと、研修はなおざりで私のような未経験者には十分でないとの事で、
私も大手が良かった(製薬会社のときもそうでした)ので、丁度よかったと言えます。

薬剤師の転職 未経験なのに大きい病院へ【体験談】

【以下は後輩のSさんに書いて貰った文章です】
私は薬剤師の資格を取った後、すぐに結婚をしました。
資格があるから将来いつでも働きはじめる事が出来ると思い、専業主婦として過ごしてきました。

ラブラブの新婚生活も満喫したし、そろそろ薬剤師として働きはじめたいと考え、
友人の紹介で

リクナビ薬剤師

に登録。私に付いてくれた専属のコンサルタントさんにそれまでの経緯と未経験であることを伝え、
病院薬剤師として最新の薬も含め、広く知識とスキルを身につけたいこと、
狭く特定の診療科目に偏りたくないことなどの希望を出しました。

コンサルタントさんは
「それなら、小さい病院ではなく、研修制度が整っていて指導をしてくれる先輩など
人的資源に余裕のある大きい病院が失敗のリスクが少なくていいだろう」

ということで、その中でも診療科目で狭めないで広く学べるところを選んでくれました。

今では、患者さんの観察で緊迫するときもありますが
専業主婦時代にはなかった「やりがい」を感じており、充実した毎日です。

薬剤師の転職 未経験なのにドラッグストアへ【体験談】

【以下は後輩のKさんに書いて貰った文章です】
私はCROからCRAとして治験モニターをやっていました。
薬剤師の資格を取るために学んだことはもちろん、日々の業務で役に立ち、
同期の看護師有資格者の方たちよりも頭角を現していました。
ただ、治験を受け入れる病院を探し回るのが、私には苦痛でした

電車の皮刷り広告で見た

リクナビ薬剤師とマイナビ薬剤師

に登録して、アドバイザーに薬剤師としては未経験であることを伝えました。
今度はドクターを相手にする必要がなく、いろんな疾患者の方に新薬の安全性も説きつつ、
相談にのってあげられる薬剤師としての仕事をしたいと言いました。

すると、アドバイザーの方が
「それなら、資料作成など薬剤師以外での仕事の経験が活かされる
可能性が高いドラッグストアがいいだろう」

というアドバイスをくれました。
未経験でも、一般用医薬品も売りますので、いきなり失敗することがないということでした。

今では、単調なときもあるものの、移動の疲れもなく頼りにされているという充実感があります。

薬剤師の転職 「未経験」三つ目の意味

ここまでは、薬剤師としての業務が未経験で転職した後輩たちの体験談をご紹介しました。
どうでしたか?たとえ薬剤師として働いた事がなくても、しっかりとしたサポートを受ければ
失敗などせず問題なく転職出来るということが解りますね。あなたもきっと、大丈夫。

次に、「未経験」の三つ目の意味である、職種が未経験で転職する場合を考えてみたいと思います。
ずっとドラッグストア勤務で、調剤薬局は未経験。とか、調剤薬局にしか勤めた事がなく、
ドラッグストアでの勤務は未経験といった具合の「未経験」ですね。

私の友人に、まさに後者のケースに当てはまる薬剤師がいましたので、体験談を書いて貰いました。
また、調剤薬局から未経験の病院薬剤師に転身した知り合いからも、体験談を頂きました。

薬剤師の転職 ドラッグストア業界未経験の私が…【体験談】

【以下は友人のOさんに書いて貰った文章です】
新卒で某・調剤薬局チェーンに入り、15年ほどのキャリアがありました。
結婚後も夫婦共働きで薬剤師を続けていましたが、出産を機に退職し、5年間のブランクがありました。
子育てがひと段落し、夫の転勤で長崎に引越し、そろそろ復職しようかな?と思い、求人を探すことに。

友人(※管理人のこと)から教えてもらったネットの薬剤師転職サイト、

リクナビ薬剤師

に登録すると、すぐに沢山の求人情報を出して貰えました。

なんと、自宅から歩いて数分のドラッグストアが、高時給で求人を出していたのです
田舎ですから、調剤薬局など他の求人だと車を使わないと通勤出来ない距離のものばかり・・・。

ドラッグストアでの勤務は未経験でしたから、転職に失敗しないか大きな不安がありました。
でも、条件が良いし近いので効率よく働けるのは間違いないし・・・と、転職サイトの担当さんに
相談してみました。すると、担当さんは失敗に怯える私を職場見学に連れて行ってくれるというのです。

実際にお客さんとして利用したことはありましたが、今回は働く側を覗かせてもらうという不思議体験。
「私もドラッグストア未経験で入ったんですよ。」
たまたまその場に居合わせたベテランのパートさんが私を励ましてくれました。
店長や薬剤師の責任者も、「全く問題ない」と言ってくれたのでとても安心できました。

ドラッグストアでの薬剤師の業務には、通常の品出しや人手が足りない時のレジ打ち、
私の勤務先の場合には一般アルバイトのシフト管理まで本当に様々な業務があります。
そういう細かな事も事前に知ることが出来たので、大きな後押しとなって転職を決めることが出来ました。

業種未経験での転職を経験して、そして実際に未経験で働いてみて私が思ったこと。
それは、業種が未経験であっても薬剤師として働いてきたのであれば、自信を持っていい!
ということです。業種が変わらなくても、職場が変われば誰だって「未経験」なんですから、
わからないこと、失敗することを恐れないで、一個一個覚えていけば充分追いつけると思います。

薬剤師の転職 未経験の病院薬剤師の世界へ【体験談】

【以下は友人のKさんに書いて貰った文章です】
私が未経験の状態で病院薬剤師になった経緯について、お話したいと思います。
私は調剤薬局での勤務を10年ほど経験した後、キャリアアップについて真剣に考えるようになりました。
結婚を前提に人生設計を立ててきた私でしたが、結婚を考えていた相手と上手くいかず、結局独身に・・・。

ふと自分自身を振り返って見つめてみると、「仕事」について中途半端になっている気がしたのです。
元々テーマを決めて研究したりするのも好きでしたし、薬剤師のスキル・知識をもっと深めたい。
そこで「病院薬剤師」という言葉が私の頭の中に浮かび上がってきました。もちろん未経験です。

病院薬剤師未経験の私は、念のため二つの薬剤師求人サイトを利用しました。

リクナビ薬剤師とマイナビ薬剤師

この二つです。両方とも専属のコンサルタントの方が付くので、細かな相談が出来ます。
病院薬剤師は、そもそも求人数自体が少ないのです。
更にその中から、私の希望も汲みながら探してもらうことに。

正直なところ全く自信は無かったのですが、しばらくしてリクナビ薬剤師さんの
非公開求人の中から通勤可能圏内の病院薬剤師求人が出てきたのです。

「Kさん、出ましたよ!」

普段、わりと単調なトーンで話すコンサルタントさんの声が、妙にうわずっていました。
それを聞いたときの「ドキッ」とした感覚は、昨日の事のようにハッキリと覚えています。

隣町の病院でしたが、県道を車で飛ばせば30分もかかりません。
早速面接の手配をしてもらい、面接にも同行してもらう約束をしました。
面接では、私の調剤薬局経験を話す、というよりは病院薬剤師の志望理由を話すことが中心でした。
私はとにかく勉強したい、スキルアップしたい!という事を伝えました。

病院側の担当者も私の熱意を受け取ってくれたようで、後日「採用」の連絡が入ります。
本当に、嬉しかったですね。大学の合格通知を貰ったときと、同じくらい。

病院薬剤師は医師から出た処方箋をみて薬を手配し、患者さんに薬を渡します。
その上病室を回って薬の説明や指導もします。ここが調剤薬局とは違いますが、患者さんとの
より密な交流が出来て、私は好きですね。基本は調剤薬局の業務と同じですが、医師と
直接やりとり出来たり、患者さんの投与経過を観察出来るのは調剤薬局には無い醍醐味です。


病院薬剤師は勉強会や学会への参加も求められます。
私が病院薬剤師を希望したのも、こうした「勉強」の機会が多く設けられているからです。
今後は、個々の病態をより深く理解・研究して薬剤管理指導やミキシング業務に
活かしていければと考えています。

未経験でこの仕事を始めた私ですが、今は何の問題も無く着実に、新しいキャリア形成を始めています。
職種が未経験だからといって、失敗を恐れて諦めなくて良かったです。


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ薬剤師の転職で未経験者が失敗しないために 編集部

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